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令和3年2月24日開催 第44回福井読書感想交換会レポート 君の膵臓をたべたい(住野よる 双葉文庫) [読書感想交換会]

 「星を読む会」主催、第44回福井読書感想交換会が令和3年2月24日(水)午後7時から、福井県立美術館横「美術館喫茶室ニホ」で行われました。
 課題図書は、「君の膵臓をたべたい」住野よる(双葉文庫)。

 今回は雑談形式でみなさんの書評をお聞きしました。

・桜良と「付き合う」と周りがもてはやす
 →高校生の世界は窮屈だったのか
・情報が少ないからこそ、他人の色恋に興味がある
・「君の膵臓をたべたい」という言葉を最後に共有する
・エルパ書店AKUSHUの店員は「住野よるは怖い作品を書きますね」と言っていた
・主演男優、主演女優がはっきり出ている作品は読みやすい
・なぜ「たべたい」だったのか?
 →もやっとしたまま
 →悪いところを食べると・・・は分かるが・・・
・春樹の母との会話に涙した
・モノローグ的文体が秘密の共有のようで親密さを感じる
・親族が癌で亡くなっていて、病気の末期の方を扱っている作品は、病気を馬鹿にされているようで嫌だった
・一日一日を大事に生きようと思いました
・主人公が男の子で良かった
 →強がり、言っていることとやることが違う
・余命宣告、是か非か
・癌で亡くなった俳優の話に花が咲く
・ペットは死ぬ間際に、死の準備を始める
・高校2年生が死の恐怖を受け入れられるのがすごい
・作者の一番書きたかった所は、号泣のシーン
・共病文庫は遺書と分けて考えるべきか
・読者層を考えると恋愛と友情を分けて書いた?

 定刻となり読書会お開きとなりました。
 実体験で身近な人の死を経験されている方には、少し辛い小説だったようです。
 しかし、皆さまがそれぞれの読み方をされていて、まだまだ話が尽きない様子でした。

 参加された会員の皆様、お疲れさまでした。


 次回45回福井読書感想交換会は、令和3年3月27日(土)19:00から。
 課題図書は、「コンビニ人間」村田沙耶香(文春文庫)を取り上げます。
 時節柄健康に気をつけ、読書ライフをお楽しみください。

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