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21回読書会のレポート(遅延のお知らせ) [読書会]

先日行われた21回読書会の様子をお知らせしたいのですが、中々筆が進みません。

そこで先に次回お知らせ!!

次回、22回読書会は5/31開催。
課題図書は満を持して登場、浅田次郎!

浅田次郎著「ラブ・レター」。

「鉄道員(ぽっぽや)」に収録されている短編です。
涙なくしては読めない作品ですので、ぜひハンカチ片手に!


また次回読書会には、「夏に読みたくなる本」「夏を連想する本」など夏に関連する本をお持ちください。

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第廿回福井読書会レポート [読書会]

 流浪の会合「星を読む会」主催第廿回読書会は、平成29年1月25日(水)午後7時から、福井市渕にある『よつばCafe』で行われました。あけましておめでとうございます。
 喫茶店に着くと、カウンターに座っていたお客さんから「ちょっといいですか?」と話を切り出される。驚きながらも話を聞くと、その方の知人が本好きで読書会に興味があるそうな。
 名刺交換をしつつ、読書会の良さを語る。ぜひ、お越しくださいと伝え会員の到着を待つ。そして、そこに飛び入りの女性参加者現れる!!読書会に風が吹いているのか!?
 みなさんもぜひ、飛び込みで、または様子見でいいのでお越しください。百聞は一見に如かずですよ。

 さて、今回 の課題図書は、村上春樹著「風の歌を聴け」。今回初参加の方はハルキストだとの事。他の会員は村上春樹の著書の事を聞きたくてうずうずしている様子でしたが…

 まずは皆さんの意見に耳を傾けてみます。

1さん
 『村上』と言えば村上龍、『春樹』と言えば角川春樹、の自分は村上春樹の著書をはじめて呼んだ。以前も手に取ったが途中で読むのをやめた。
 「完璧な文章などと言ったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」という冒頭の書き出しが、人間は経験したことしかアウトプットできないと思っている自分の心をつかまれた。
 何万人もの人が研究した文章、魅力のある文章はこの時代でも古くないと感じた。

2さん
 大学時代に課題でこの本を読み、当時は、おしゃれっぽいものにあこがれていた自分は村上春樹の著書をすごく読んだ。自分を形作るもののひとつになっている。  今になっては、意味ありげな言い回しに憧れていたのか?と思う。
 今読むと少々鼻につく。村上春樹はファッションかも?

3さん
 村上春樹の文体が最後まで受け付けなかった。文体が安定していない、という解説を読んだことがある。文体の雰囲気が又吉直樹の「火花」と似てると感じた。

4さん
 他の方の感想がとても新鮮に聞こえた。久しぶりに読み返したが、ハルキストの自分からすると違った見方があった。
 文体が心地よく感じた。この心地よさは、村上 春樹のエッセイ「職業としての小説家」にも書いてあったが、音楽を聴くようにタイピングしているその音の重なりやリズム、ハーモニー、アドリブが影響している。
 これは、天から降りてきたデビュー作とも呼べるものだと思う。

5さん
 高校生のころ「ノルウェーの森」を読んで村上春樹作品にはまった経験がある。
 この作品は読みづらかった。村上作品を久しぶりに読むと、村上春樹を読んでる自分が好きだったのかもしれないと思った。  主人公って中二病かも?

6さん
 「ダンス・ダンス・ダンス」を読んだことがあるが、その長編に苦心した覚えがある。
 この作品は散文を読せあつめたような文章だと思ったが、村上作品 は音楽という感想を聞いて腑に落ちた気もする。

7さん
 読み切るのに苦労したが、音楽を聞くようにという感想はよく分かる。
 比喩が考えさせられるがその比喩に無理がある気がした。その読者の困惑を村上春樹が楽しんでるのか?という気さえした。
 今後も村上作品を楽しみたいので、他の人の読み方や楽しみ方を教えてもらえればと思って、読書会を楽しみにして来た。

8さん
 村上春樹作品にふれる機会がなく、今回の読書会を楽しみにしていた。
 比喩や文章の使い方が独特で、最後まで読み切れた。読書会用に2回読んだが、意味の分からないところやつながりが分からない所が何カ所かあった。
 こじゃれた雰囲気やお酒の名 前、音楽の名前が若いお姉さん方の琴線に触れたのかな、と思う。

 一通り感想が出たので、雑談方式で深化を行います。福井読書会では「ブレインストーミング」の手法を用いて自由な議論を推奨しています。
  ・他人の意見を批判・否定しない
  ・意見に乗っかることを推奨する
  ・突飛な意見を歓迎する

会員のみなさんの意見
・村上春樹作品を「こじゃれてる」という感想に驚いた。どちらかというと泥臭いと感じていた。
・ミステリーの読み方の癖がつき、一つの文章やアイテムにひっかかり伏線かと疑ってしまう。
・伏線?が回収されないところがジブリのストーリーと似てる?
・オタク文化と呼ばれる要因がその回収されない伏線にあるのかも?
・片岡義男と作風が似てる気がする
・おしゃれアイテムがすごく良い。雰囲気がある。
・後の作品の原石がすべてあると思う。
・ねずみ三部作の初作と呼ばれることも
・次に村上春樹を読むなら、うみべのカフカ、1Q84をオススメ

 村上春樹を読んでみたいけど読み方?が分からない、といった方が多かったように感じました。
 難解な比喩や癖のある登場人物、小道具が読み手を惑わせた感もあり、その困惑感を楽しめるか否かという結論になった気がします。
 皆さん、お疲れさまでした。

 次に会員のオススメ本や今後読んでみたい本の情報交換会となりました。

・アン ウォームズリー著「プリズン ・ブック・クラブ」
 筆者がボランティアでカナダの刑務所内での読書会を手伝ったお話。受刑者が様々な本を読み、それぞれの感想を抱く。
 書中で紹介されている本もおもしろいらしく、話題となっていました。
 福井読書会でも取り上げたい一冊です。

・原田マハ著「デトロイト美術館の奇跡」
 ノンフィクション。2013年の財政難のデトロイトにあってデトロイト美術館の美術品も他人事ではなかった。
 市民の暮らしと過去の遺産。どちらを守るか、全米を巻き込んだ論争に発展していく。
 「最後感動します!」と紹介者は教えてくれました。

・重松清著「とんび」
 昭和37年、28歳の「ヤスさん」に長男「アキラ」が誕生した 。その幸福も突然の悲劇で打ち砕かれる。不器用な男親が素直な息子と向き合う長編小説。
 読書会の男性陣は絶対泣ける!と紹介者からのお墨付きの本。

・宮下奈都著「静かな雨」
 宮下奈都さんのサイン会があったじっぷじっぷで買った本。
 短期の記憶障がある女性に恋した男の話。

・道尾秀介著「片目の猿」
 叙述トリックが秀逸、最近注目の作家

・白倉由美/伊島薫著「ロリータの温度」
 多重人格サイコ関連書籍。写真と短編から成る、ロリータ℃、6回死んだ少女、6人の少女の儚い話。
 写真は平野綾。ワンショットだけ沢尻エリカが写ってる?

・川島小鳥写真集
 創作の森で写真展を行っていたそうです。
 装丁を手がけた祖父江慎さんとのトークショーもあったようで、写真集のかわいい女の子は必見。

・京極夏彦著「どすこい(仮)」集英社
 表紙のぬめり感を味わっていただきたい。
 装丁は祖父江慎

 ちょうどここで時間となり、二時間の読書会がお開きとなりました。参加された皆さん、お疲れさまでした。
 次回二十一回読書会でまたお会いしましょう。

 次の課題図書は、江戸川乱歩著「人間椅子」です。

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第19回読書会レポート [読書会]

よつばカフェにいます。夕方7時からの読書会にそなえてカレーで腹ごしらえ。 #読書会 #福井読書会 #星を読む会

とTwitterでつぶやきながら、会場のよつばカフェで「進撃の巨人」読んで待っていると、開始5分過ぎたあたりでやっと二人目が来て、その後ぱらぱらと会員が集まるゆるーい会合ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
それでも、また新しい参加者が増え6人でわいわいと語らいをはじめたのですが…

19回目を数えた星を読む会主催「福井読書会」、今回の課題図書は、横溝正史著「悪魔の手鞠唄」。
どうも皆さん大苦戦された模様で…

会員のみなさんからのご意見
・日本語がつらい ー ちょっと読みづらかった
・登場人物がおぼえづらい ー 相関図を見ながらはじめて別所千恵子が大空ゆかりだと分かった
・分量が多い ー 10月、11月は年末に向かう中で何かと忙しい時期で…

まぁ、しょうがないですよね。課題図書のすべてが会 員のみなさまの趣向に合う訳でもなく。
というわけで、読了者2名で本の良かったところを他の会員に伝えるという珍妙なスタイルに変更。

・相関図はとても便利だった
・映像化された悪魔の手鞠唄はとても強烈だった
・角川映画では犯行現場がきれい
・アクティブに動く金田一が読めるのはこの作品
・冒頭の「十条」がすべて
・しかし犯行を防げない「名探偵」って
・NHKBSプレミアムの「獄門島」でも事件がないと生きていけないって言ってた
・同作品の中で「人が人を殺す理由を知りたい」って言ってた
・活動弁士はよく分からないが声優さんみたいなもんか?
・作品が書かれた時代背景も考える必要がある
・横溝との出会いがこの手鞠唄の映像、そこから私の文芸ライフがはじまった

その後も、金田一耕介の収入は?2016年は金田一イヤー、横溝先生のコンプレックスなどなどの話でずるずる。
会員のみなさん、ぜひお正月休みに最後まで読んでくださいね~

その後、11月27日に福井市内で行われた「まちライブラリーサミットinふくい」に参加したHさんから参加の報告が行われました。
かなりゆるいイベントであったと。
力を抜いて、本とまちを生かそうとするイベントであった、との趣旨の報告がありましたので、また別の機会にHさんに説明を受けたいと思います。

また、11月26日に岡山の倉敷市で開催された2016「1000人の金田一耕介」通称、『千金』に参加した会員二人から、パソコンの写真を見ながらいいだろう、行ってきたんだぜ自慢。
千金で手に入れたお土産片手に思い出話。来年はさらに会から参加者が増えるかも?

この辺でお借りしていた時間が尽きましたので閉会のあいさつをばいたしまして閉会となりました。
参加していただいた皆様、お疲れさまでした。

次回、第20回福井読書会は、平成29年1月25日(水)19時から。
課題図書は村上春樹著「風の歌を聴け」です。
皆様、お気軽に ご参加ください。

どっとはらい。

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第18回福井読書会レポート [読書会]

 流浪の会合「星を読む会」主催、第18回読書会は、平成28年9月28日(水)午後7時から、福井市渕にある「よつばCafe」で行われました。
 新しい場所で行われる読書会。また、新たに加わった方も来られ、少し緊張の面もちで会が始まりました。  
 今回の課題図書は、松本清張著「家紋」。まずは皆さんの意見に耳を傾けてみます。

1さん
 前回の課題図書「高野聖」は高尚な文章でちょっと読みづらかった。「家紋」はまとまっていて、情景描写がうまく読みやすかった。
 犯人を暴くところが好きなミステリー好きだが、この作品は犯人、トリックを暴く点には程良く力が抜けていて、心理描写で犯人をあっさり書いているところが良かった。

2さん
 三国の本当にあった事件を基にした松本清張に、「うれしさ」を感じてしまう。ただ、題材にしてるだけで、自分が聞いている本当の事件と小説は違う点が多い。
 夜中に誰かが訪ねてくるだけで怖いのに、明かりの少ない当時はもっと怖かった はずだが、顔が分からない状態だけでも提灯の家紋だけで信じてしまうのもそういう時代なんだと感じた。
 最後はロマンティック?「羊たちの沈黙」を思い出した。
 色恋沙汰だとしたら、殺された人々は「なぜ殺されなければいけなかったのか?」という疑問がある。

3さん
 映像を先に見て「しまった」と感じた。原作の描写が映像優先になってしまった。
 田舎特有の人間関係のしがらみを感じる。この時代に生きてなくて 良かったと感じた。
 浄土真宗の衣装や慣習に興味が沸いた。
 想像する余地があるのが、読書の良いところだと思う。
 女性目線から読むと、やはり女性の地位が低く感じられた。

4さん
 課題図書が決まってすぐ本を購入した。楽しく読ませてもらった。
 不可思議な事件。恋愛がもととなっての事件だが、登場人物に「恋愛」との縁が遠く感じるが、こういったことも起きるんだろうなぁ、と余韻を残すストーリーだっ た。
 なぜこの事件が迷宮入りしてしまったのか?
 実際に共同体が加害者をわかりにくくしてしまう事件として、名張ぶどう酒事件(1961年)を思い出した。

5さん
 実際の事件を知らずに読んだが、文章が流れるようでわかりやすかった。
 文章中「あれっ?」と思うスムーズな文章の流れを断ち切るようなひっかかりは、著者から読者へのヒントになっている箇所があった。
 動機が希薄?
 雪代が犯人を想起する場面が 、読んでいて好きな文章。

 皆さんの感想のあとに、特に印象に残った箇所などについて話しました。
・テレビドラマ版との違い
・自分のものにならなかったから殺したのか?
・自分の地位を守るために
・最初と最後の文章
・雪代は誰の子であるのか?
・事件の裏にある大いなる力
・現代の事件と当時の事件の解釈の違い

 一通り出終わった感のあるところで、「まだ話してないことが!!」と提示されたのが、「なぜ雪代まで連れて行こうとしたか?」などの残された闇。
 各自もう一度読んでみましょう、とお茶を濁し課題図書は終了となりました。
 全体的に読みやすかった感がある今回の課題本。松本清張の短編ではなく長編も読んでみたい所です。

 次に 会員のみなさんがおすすめする本を紹介する時間になりました。

・百田尚樹著「風の中のマリア」
 専門学校の先生からオススメされた本。オオスズメバチの話。弱肉強食の世界を淡々と書いているように感じている。

・一条ゆかり著「有閑倶楽部」

・夢枕獏著「陰陽師 玉兎ノ巻」

・ヘンリー・スコット・ホランド著「さよならのあとで」
 詩集。一頁に一文とすてきなデザインが掲載されている。 亡くなった方からこの世に 残された大事な人へ送る一遍の詩。

 ちょうどここで時間となり、二時間の読書会お開きとなりました。参加された会員の皆様、お疲れさまでした。


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第17回読書会 [読書会]

 流浪の会合、「星を読む会」が始まりました。
 第17回読書会は、平成28年7月27日(水)午後7時から、まちよかCafeで行われました。課題図書は、泉鏡花著「高野聖」。まずは皆さんの意見に耳を傾けてみます。

1さん
 本は持っていたが、積ん読になっていた。苦労しながら読んだ。読みづらい。滝のシーンあたりで面白くなってくる。全体のイメージがつかみにくい。
 作中、女性が一人しかでてこない。泉鏡花の女性観
として、女性を魔物として捕らえた?
 もう一度じっくり読み直したい。

2さん
 最初読みづらく感じた。山奥の家にたどりついたあたりで「ああ、こういう雰囲気か」と感じた。
 滝のあたりでホラー感を感じた。「女性は美しいけど恐ろしい系」。
 色気に惑わされて動物に変えられてしまう男性たち、しかしお坊さんだけが助かるのは、話し相手になってあげたいという純粋な憐憫、女性の不憫さを感じたからこそ助かったのか?
 純愛ラブストーリーと感じる。

3さん
 作品が難しかった。ネットで粗筋を読んだが、それでも全体像をつかみ切れなかった。
 言葉は古く難しいが、草をかき分けるシーンなどにリアルさを感じ気持ち悪く書けるもんだと思った。

4さん
 読みづらく感じた。
 お坊さんの語る怪談話にした理由が分からなかった。当時は、お坊さんが怪談を普通に話したのか。時代背景も知りたいと思った。
 きわどい表現の中に「背中を洗う」などの表現から、女性に母性を求めたと感じた。

5さん
 昔読んだ記憶があったが、筋が頭に入ってこなかった。読みづらいという会員の意見を聞いて安心した。

6さん
 電車の中、降りてから、宿につくまでの話が事細かい。山中で女性に出会うまでが長い。お坊さんが女性に会ってからは早く読めた。
 文体がなじめなかった。お坊さんの語り口調も如何なものか。

 皆さんの感想のあとに、特に印象に残った箇所などについて話しました。
・「高野聖」の意味。
・「女」の象徴について
・化かした男たちのあしらい
・お坊さんがいない時に女性が動物たちにしていた行為を推測
・癒しの力を持った「女」が人間を畜生にまで落とす力
・動物を追い払うシーン
・馬飼のオヤジの話は真実か

 全体的に難しかったとの声が多かった今回の課題本。また読みたいとの少数意見もありましたが、時代の壁は厚かったか?
 個人的には他の作品も読みたいですが…

 読書会も一段落し、会員のみなさんがおすすめする本を紹介する時間になりました。

・森博嗣「スカイ・クロラ」
 各エピソードの扉で、サリンジャー「ナイト・ストーリーズ」の文章が所々差し込まれるのも雰囲気があって好き。
 きれいな文章、きれいな装丁がとてもいい。

・米澤穂信「儚い羊たちの祝宴」
 「バベルの会」と呼ばれる読書会の話。
 江戸川乱歩的おどろおどろしい感じのミステリー。

・重松清「十字架」
 映画化される作品。
 主人公が中学2年生の男の子。小学校までは中のよかったクラスメートが自殺してからの20年を描く作品。遺書の中に4人の名前があり、主人公は「親友」として書かれていた。
 とても丁寧にかかれる20年とても良かった。

・松本大洋「ZERO」
 一番好きなマンガ家として紹介。ボクシングマンガ。
 

 ちょうどここで時間となり、二時間の読書会お開
きとなりました。参加された会員の皆様、お疲れさまでした。
 また、今回で長らく会場を提供してくださっていた「まちよかCafe」様が営業時間の変更に伴い、今後読書会の場所としての使用ができなくなったため今回で最後となりました。
 今後は別の場所で読書会を行うこととなりました。良い会場があればぜひ情報提供お願いいたします。

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第16回福井読書会 [読書会]

 第16回読書会が平成28年5月25日(水)午後7時から、まちよかCafeで行われました。
 課題図書は、宮下奈都著「田舎の紳士服店のモデルの妻」。
 福井にゆかりのある女流作家で、本の舞台も福井。先日、著書「羊と鋼の森」が本屋大賞を受賞したことでも知られる話題の方の作品です。会の皆さんは、どのように読まれたのでしょうか。

●読書会 19:15~

1さん
自分にとってはなじみのない、主婦の話。怖い部分もあった。
たんたんとした文章で気持ちが下がる感じを受けたが、ラストに近づくにつれ筒石さんとのくだりで上がった気がする。
「自分が特別な人間だと思いたい」に共感した。

2さん
「羊と鋼の森」の読後に読んだ。自分もたんたんと読めた。不倫?の場面がしっくりこず、浮いている感じがした。宮下奈都は恋愛を書き慣れていない?
本の主題が見えなかった。福井弁が強すぎるように思えた。
他の本も読んでみたい。

3さん
「スコーレNO.4」に通じるのではないかと思う。
妻としての、母としての、「女」としての女性。
女性の多面性を描いていたように読めた。
各章が10年日記の状態と照らし合わせてあり、書き方、テクニックとして面白かった。

4さん
題名から、冴えない人の話かと思って読んだ。そこそこもてた女性が転落?してる話かと思った。
塩田さんが愛想笑いではなく、心から笑ってくれるまで笑わない女性として描かれていたのは自然なプロセスだと感じた。
文章にリアリティがある。「これが現実なんだな」と痛感。
やっぱり、恋愛部分が浮いてる気がした。
ストーリーはさくさく読めた。

今回の課題本オススメ者 5さん
タイトルが地味だが、ジャケ買いした作品として覚えている。
都落ちが人生の転落としたら、深く落ち込んでいく女性がどのようなきっかけでまた人生の軌道に戻るかがおもしろかった。
CDを聞き続ける没頭する行為に、共感。
壊れた人がどうやって「普通」に戻ってくるかの課程、をオススメしたかった。

6さん
作者は恋愛部分こそ書きたかったのではないか。夫婦の関係が最終的にどうなったかがもやっとした。続きがもうちょっと読みたい感じがするが、ここで終わるのがいい作品と思う。

 皆さんの感想のあとに、特に印象に残った箇所などについて話しました。
 ・文章に口語が入ってくる。「どっこい生きてる」など
 ・章立てが凝っている。10年日記の使い方が絶妙。
 ・事件→展開→日記→次への伏線の文章の繰り返し感がさくさく読める原因では?
 ・恋愛として微妙な関係。あの状況では肉体関係がない方が不思議
 ・プラトニックな恋愛と家庭を壊したくない主婦の葛藤を表した?
 ・ハッピーエンドは是か非か
 ・他の作品もぜひ読んでみたい

 今回の名言賞は、『麻婆豆腐の下りでぶち切れた』です。

●おすすめ本を紹介 20:10~
・清武英利著「切り捨てSONY リストラ部屋は何を奪ったか」講談社
 業績不振によってリストラ部屋にやられても開発を続けたサラリーマン、魂を失わなかった人々がいた!と書いてある本らしく面白そうなので今日図書館で借りてきました、との事。
 あのナベツネと喧嘩した清武さんの2冊目の本、ってだけで面白いに決まってる!との推薦。

・河野裕著「怪談島シリーズ」新潮文庫NEX
 「いなくなれ、群青」、「その白さえ嘘だとしても」、「汚れた恋を赤と呼ぶんだ」の3作品。
 おもしろかった、読みやすかった、ラノベじゃないのにラノベっぽい。

・宮下奈都著「スコーレNo.4」
 課題図書に合わせて。

・原田マハ著「楽園のカンヴァス」新潮社
 アンリ・ルソーが描いた絵画を元に起こるミステリー。大富豪のコレクターが所持していた絵の真贋をめぐって、研究家同士が争う。
 美術に興味がなかったが、ひきこまれた。会員からは「ぜひギャラリーフェイクも!」との声多数。

 ・細野不二彦著「あどりぶシネ倶楽部」小学館
 マンガ。1982年のとある大学の映像サークルの群像劇。
魅力のある部員たち、5人の部員のいろんな思いが重なりながら、映画作りが進んでいく細野劇場。
生徒や学生だったときの、無駄に熱い情熱や恋愛事情を思い出して悶絶しながら読んでいただきたいです。

 ・柳広司著「ジョーカー・ゲーム」角川書店
 諜報機関を巡る話。マンガにもアニメにもなった話題の本なので、おさらいのつもりで読んだ。


 ちょうどここで時間となり、二時間の読書会お開きとなりました。参加された会員の皆様、お疲れさまでした。


次回17回読書会は、平成28年7月27日19:00から、場所はまちよかCafeで行います。

課題図書は、泉鏡花(泉鏡太郎)著「高野聖」。
北陸が産んだお耽美ロマン主義の大家泉鏡花の代表作を読んでみたいと思います。
青空文庫に作品がありますので、お気軽にご参加ください。


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星を読む会3年目記念親睦食べ会 [読書会]


今日は、星を読む会3年目を記念して「親睦食べ会」が開催されました。

午後7時に、つくも橋ピリケン本店の瑞宝の間に集まった会員七名。
本格中華料理を食べながら、やっぱり本の話や映画の話、会員同士の情報交換から、宗教論、マンガ、アニメ、音楽、医療まで幅広い会話が飛び出る飛び出る!

あっという間に予定の二時間を越え、延長30分。
とっても内容の濃い親睦会となりました。
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第十五回読書会のレポートについて(遅延のお知らせ) [読書会]

第15回レポートが遅れております。 何も手につかない状態になっております。 もうしばらくお待ち下さい。
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第十四回読書会終了しました。 [読書会]

 第14回読書会が平成28年1月27日(水)午後7時から、まちよかCafeで行われました。

●読書会 19:15~

 新春横溝祭りと題して、今回の読書会は横溝正史著「本陣殺人事件」を取り上げました。
 第3回読書会で「獄門島」を読んで、横溝作品2作目となりました。
 金田一耕助が初登場するこの作品を、会の皆さんはどのように読まれたのでしょうか。

1さんの感想
 横溝2作品を読んだが、もっと時間をかけ
て読み込みたかった。
 最近の推理小説には少なくなった、「トリックを自分で説く」楽しみがあった。
 三男の自分に注意を向けたい気持ちはあるある。
 映画の影響か、もっと凄惨な場面を期待してしまったが原作はそんなにおどろおどろしくなかった。

2さんの感想
 親の影響もあり、「本陣殺人事件」は小さい時に読んだ記憶がある。金田一像は兵ちゃん。
 犯人は何かに取り付かれているような衝動で犯行を行っている。その衝動を作っているのが、体裁や田舎の古い風習だったということに大人になって改めて気づいた。
 金田一耕助のように、何か一つにのめり込むのはヒーローの条件だと思う。得意分野以外が犠牲になるのもヒーローの条件。

3さんの感想
 小学校の時に見た金田一耕助は稲垣吾郎。
 古い変な家の古い変な人がでてくる作品のように感じた。予想してた推理がはずれたが、ショックを受けなかった。現代人の感覚からすると、
殺す動機が薄く感じる。
 密室殺人はやっぱり推理小説の花だなぁ。

4さんの感想
 小学校2年生のときに「悪魔の手鞠歌」「悪魔が来たりて笛を吹く」を見た。
 読んでいるときは、「三本指の男」が犯人と決めていたが予想が外れた。
 女性が物扱いにされる風潮があった時代の小説だが、現代に産まれてよかったと思える。

5さんの感想
 事前知識なしで読んだが、心理的トリックと機械的トリックの狭間を行く推理小説かも?
 機械的トリックについてよく読んでいくと、再現性の低い事件現場のように感じた。

6さんの感想
 金田一耕助シリーズは子供のころ見た作品は怖かったが、今原作を読むと違った感想がでる。
 主人公が欠陥を持ってるいるのは、ヒーローの宿命と感じた。
 なんとも言えない「気持ち悪さ」が根底にある。

 みなさんの感想を聞いて、今回の主題であったり、金田一耕助のヒーローとしての像、トリックの魅力についてもういちど深化を行いました。
 会の雰囲気としては、「怨念対超能力」といった感想が一番強かったように感じました。

●ビブリオバトル 20:10~

初開催のビブリオバトル。
いつかやりたいね、と言い続けあしかけ2年。やっと開催にこぎつけました(笑)
公式ルールを採用しますと言う物の、まずは気軽にやってみしょうと言うことで主催2人が発表にチャレンジ。
司会だけお願いし、みなさんにはオーディエンスとして聞き役になっていただきました。

先行:ノベライズ版「時効警察」
後攻:井伏鱒二著「朽助のいる谷間」

5分の発表と2分の質疑応答。
皆さん初めてのことで、ぎくしゃくしましたがなんとなく感触をつかまれていた様子。
今回は「朽助のいる谷間」の勝ちが決まりましたが、次回発表者に名乗りを上げる方も出、盛り上がってくるといいなぁと思います。

●今期会員おすすめの読み物
・喜多川泰著「書斎の鍵」
・沼田まほかる著「9月が永遠に続けば」
・高田愛弓「夢の跡」(インターネットで話題の手記?)



次回15回読書ま会は、2016年3月30日19:00から。
まちよかCafeで行う予定をしております。
課題図書は、三浦しをん著「舟を編む」。
2012年本屋大賞第1位。昨年3月に文庫版も出ましたので、気軽にお読みいただけるかと思います。
読書会にもお気軽にご参加ください。

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平成28年初の読書会終了 [読書会]

取り急ぎ、今日の読書会終了のご報告まで。 課題図書は、「本陣殺人事件」でした。 今回は、星を読む会初の試みとして、ビブリオバトルも開催しました。 次回は3/30 19:00より開催予定。 課題図書は、三浦しをん著「舟を編む」です!

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